「跡部の交差点って知ってる?」私の心の、一番やわらかくて大事なところにおいてあるひとの名前を言って、親友は私の顔を覗き込んだのだった。時は遡って約……8年も前のことになるのだろう。高校2年生の夏だったか、秋だったか。遠い過去のことのように記憶…
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